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キャリアアップの道~専門看護師、認定看護師、認定看護管理者~

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しーちゃん
看護師としての専門性を深め、キャリアアップしていくための制度として日本看護協会の資格認定制度があります。 資格認定制度で管轄されている専門看護師・認定看護師・認定看護管理者の3つ資格について、それぞれの取得方法や特徴についてご紹介します。

看護師としてのキャリアアップって…?

看護師になってから、その先のキャリアについて悩んでいたり迷っている人も多いのではないでしょうか? 以前は看護師のキャリアップとしては管理職などの役職につくということのみでした。

しかし、時代とともに看護師もその専門性を深めていくことが求められ、その道のスペシャリストを育成していくための資格認定制度も整ってきました。 日本看護協会では資格認定制度として専門看護師・認定看護師・認定看護管理者を定めています。 だいぶそれぞれの資格名も認知されるようになってきましたが、それぞれの資格の特徴や違い、資格取得方法はどのようになっているのでしょうか?

それぞれの資格についてわかりやすくご紹介していきます!

専門看護師について

専門看護師とは?

複雑で解決困難な問題を持つ患者およびその家族などに対して、水準の高い看護ケアを効率よく行うための特定の専門分野の知識・技術を深め、卓越した看護実践ができると認定された看護師です。

看護協会HPで示されている専門看護師の役割 は以下の通りです。

1.個人、家族及び集団に対して卓越した看護を実践する。(実践)

2.看護者を含むケア提供者に対しコンサルテーションを行う。(相談)

3.必要なケアが円滑に行われるために、保健福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行う。(調整)

4.個人、家族及び集団の権利を守るために、倫理的な問題や葛藤の解決を図る。(倫理調整)

5.看護者に対しケアを向上させるために教育的役割を果たす。(教育)

6.専門知識及び技術の向上並びに開発を図るために実践の場における研究活動を行う。(研究)

専門看護分野

現在規定されている専門看護分野は13分野あります。

●がん看護 ●精神看護 ●地域看護 ●老人看護 ●小児看護 ●母性看護 ●慢性疾患看護 ●急性・重症患者看護 ●感染症看護 ●家族支援 ●在宅看護 ●遺伝看護 ●災害看護

専門看護師になるには

看護師資格を取得する ↓

  • 看護系大学院修士課程を修了し、専門看護師教育課程基準の所定単位(総計26単位または38単位)を取得する
  • 看護師としての実務経験を5年以上、そのうち3年以上特定の専門看護分野での実務経験を積む

↓ 認定審査(書類審査・筆記試験)を受け合格する ↓ 専門看護師認定を受け登録する

5年ごとに資格の更新が必要です。現在2000人以上の専門看護師が活躍しています。 専門看護師育成のための教育機関は全国各地の大学に認定されていますが、新しく追加された分野などは学べる場所がまだ少ないのが現状です。 教育機関の詳細についてはこちら

認定看護師について

認定看護師とは?

高度化し、専門分化が進む現代の現場において高い水準の看護を実践できると認定された看護師です。 看護協会HPで示されている専門看護師の役割 は以下の通りです。

1.個人、家族及び集団に対して、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する。(実践)

2.看護実践を通して看護職に対し指導を行う。(指導)

3.看護職に対しコンサルテーションを行う。(相談)

認定看護分野

現在看護協会で特定されている分野は21分野です。

●救急看護 ●皮膚・排泄ケア ●集中ケア ●緩和ケア ●がん化学療法看護 ●がん性疼痛看護 ●訪問看護 ●感染管理 ●糖尿病看護 ●不妊症看護 ●新生児集中ケア ●透析看護 ●手術看護 ●乳がん看護 ●認知症看護 ●小児救急看護 ●摂食・嚥下障害看護 ●脳卒中リハビリテーション看護 ●慢性呼吸器疾患看護 ●がん放射線療法看護 ●慢性心不全看護

分野特定の条件は

  • 看護実践経験の積み重ねのみでは修得困難で、特定の知識及び技術を必要である
  • 他の分野との重なりがあったとしても、独自の看護知識や技術を必要とする
  • 何らかの法的支援や経済的支援がある、またはそれが将来的に期待できる

となっています。

認定看護師になるには

看護師資格を取得する ↓ 看護師としての看護実践経験が5年以上、うち3年以上は認定看護分野での経験を積む ↓ 認定看護師教育機関にて6か月・615時間以上の教育課程を修了する ↓ 認定審査(筆記試験)を受け合格し、資格の登録をする

5年ごとに更新が必要で、看護実践と自己研鑽の実績について書類審査がされます。

認定看護師教育機関についてはこちら

認定看護管理者について

認定看護管理者とは

病院や介護老人保健施設などの管理者として必要な知識を持ち、多様なヘルスケアニーズを持つ患者・家族や地域住民に対して、質の高い看護サービスを提供できるよう組織を改革し、発展させる能力を有すると認められた看護師です。

<認定看護管理者の役割>

●保健・福祉の政策等に関する知識や組織管理に必要な理論、経営的な視点等を用いて自身の管理する組織を分析し、サービスの質を向上するための方策を検討して、実行する。

●看護師が知識と技術を身につけ看護の質を向上できるよう、教育体制を整え人材育成を推進し、質の高いサービスを効率よく提供できるよう、職員の資質を活かした配置を行う。

●労働環境の整備やワークライフバランスの推進など、看護師が継続して働きやすい職場環境を整える。

●事故を防ぎ、安全な看護を提供するための教育や体制の構築を行い、組織として安全管理を推進する。

認定看護管理者になるには

看護師資格を有しており、実務経験が通算5年以上ある

以下のいづれかの要件を満たす

  • 認定看護管理者教育課程サードレベルまで修了している
  • 看護系大学院において看護管理を専攻し修士号を取得している、かつ修士課程修了後の実務経験が3年以上ある
  • 師長以上の職位で管理経験が3年以上あり、看護系大学院において看護管理を専攻し修士号を取得している
  • 師長以上の職位で管理経験が3年以上あり、大学院において管理に関する学問領域の修士号を取得している

認定審査(書類審査および筆記試験)を受け合格する

認定看護管理者として登録する

認定としての資格は5年ごとに更新が必要です。 認定看護管理者教育課程はファーストレベル・セカンドレベル・サードレベルの3課程です。 各課程の受講要件として、必須なのは日本国の看護師免許を有していることと、看護師としての実務経験が通算5年以上あることです。

各課程別の受講要件は、

  • ファーストレベル(150時間):管理的業務に関心があり、管理的業務に従事することを期待されている者
  • セカンドレベル(180時間):ファーストレベルを修了済みで、看護部長相当の職位にある、もしくは副看護部長相当の職位に1年以上就いている者。
  • サードレベル(180時間):セカンドレベルを修了済みで、看護部長相当の職位にある、もしくは副看護部長相当の職位に1年以上就いている者。

認定看護管理者の教育機関はこちら

自分にあったキャリアアップの選択を

専門看護師・認定看護師・認定看護管理者について紹介いたしました。 専門看護師は大学院修士課程を修了する必要があるため大卒であることが前提で、必要単位数も多いです。

それに対して認定看護師は必ずしも大卒ではなくても目指すことができ、取得までにかかる期間も約半年程度となっています。そういった点では認定看護師のほうが専門看護師よりはハードルが低いと言えます。

専門・認定どちらも、特定分野は時代の流れに応じて今後も増えていくと思われます。 さらに、現在高度実践看護師としてナースプラクティショナー(NP)もあらたに教育課程が設置されてきています。

看護は今後看護学という学問としてもさらに発展していくと思われ、専門性を高めていく先には大学などの教育機関で働いたり研究するという道もあります。 自分にあったキャリアアップの選択をしていきたいですね。

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