昨日上司に言われて、思ったことを口にできなかったので、ここでつぶやき。
苦労や辛さを誰だと比べて自分はまだまだ大丈夫、という考えは危険だと思う。
それぞれに生活背景があって、それぞれの価値観で苦労や辛さの重みを感じているわけで、たとえ一人の人にあれもこれも不幸が重なっているからと言って、あるいはその心労が原因で体調を崩してしまったからといって、私の苦労なんて大したことないからまだ頑張らなきゃ、と思ってしまったら、いつか誰かが「あいつのせいで自分の体が壊れるまで働く羽目になった」と言うかもしれないし、そのうち日本中が、頑張る人、耐える人を恨む世の中になってしまう。
苦労も不幸も、あるいは幸せも、それぞれに感じる重みがあって、そのベクトルもありとあらゆる方向を向いている。
だから、あの人に比べてあなたはまだいい方でしょ、なんて言うことを安易に口に出すのは、良いことではない。
私の苦労や私の不幸は、私の尺度で計るもの。
耐えられるのか耐えられないのかを決めるのも、私。
私がつらいと思えば、それはつらいこと。
逆に、私が幸せだと感じれば、それは幸せ。
私は、頑張る人や、耐える人がいていいと思うが、その人たちが頑張り損にならない世の中になってほしいと思う。