麻酔は手術部位だけで選択しているわけではなく、手術時間や年齢、既往、本人の希望など色々なことからアセスメントして決めています。
ちなみに橈骨遠位端骨折など前腕や肘あたりの手術は上肢伝達麻酔と言って脇から上肢の神経へ局所麻酔をするという方法があります。
この麻酔だと局麻をした上肢1本のみ麻酔か効いた状態で手術になります。
認知症など部分麻酔だけで手術中の安静をはかれない場合は全麻を選択します。
腰椎に手術歴があり脊麻ができない場合も全麻になります。
手術時間が3時間以上かかりそうな場合も全麻になる場合があります。部分麻酔の効果が切れてしまうかもしれないからです。
四肢の手術は色々な麻酔方法から選択して手術をすることができるので、全麻、脊麻、硬麻併用の脊麻、神経ブロックについて調べてみると良いと思います。
部分麻酔で意識下手術の場合、ミダゾラムやプロポフォール、プレセデックスなど鎮静をかけて患者さんを眠らせることもできますよ^ ^
呼吸に十分注意しなければなりませんが。